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診療日誌


コミュニティ・ハウス「リンガーロンガー」休止のお知らせ
平成30年(2018年)10月2日の発足以来、近在の高齢者の方々を中心に、憩いの場として活動を続けてきました。 野村医院の旧診療所(オールドクリニック、後に登録有形文化財指定)で繰り広げた様々な活動で、 皆様が笑顔になる様子を傍から見させていただき、とても感動していました。 野村医院の院長として、リンガーロンガーの活動はとても誇らしいものでした。 地区の皆様に長らくご愛用賜り、ありがとうございました。 いずれ、近い将来、改めて再開を果たした時、また、ぜひご利用下さいませ。 開設以来18カ月間、ここまでリンガーロンガーを支えて下さったスタッフに感謝申し上げるとともに、 再開するまで健康に留意して鋭気を養い、さらに成長して戻って来て下さいますようお願い申し上げます。 ★活動期間 2018年(平成30年)10月~2020年(令和2年)4月
2020年4月12日


2月4日は「風しん」の日・働き盛りの男性へのお知らせ!
働き盛りの男性が風しんの検査とワクチンを受ける必要がある理由 2月4日が「風しんの日」に制定されて、日本中から風しんによる被害を減らそうというキャンペーンが熱心に行われています。 最近、風しん(風疹)が妊婦さんに発症して、生まれてくる赤ちゃんにいろいろな影響を与えることが問題になっているからです(先天性風疹症候群といいます)。 妊婦さんがいくら気をつけていても、夫や父親、会社の上司や同僚男性が風しんになってしまうと、ふうしんがうつってしまうからです。 このような問題が全国各地で発生しているために、国は、2022年3月31日までの間に限り、 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた「男性」 (まさに働き世代の男性)を風しんにかかわる定期の予防接種の公費助成対象者に追加しました。 この期間に生まれた人は、学童期にしっかりした抵抗力が獲得できる予防接種を受けていなかったのです。 公費助成を受けて、該当する男性が希望された場合、まず風しんに罹りやすいかどうか(抵抗力が備わっているかどうか)を採血で調べて、抵抗力が低いと判定された場合
2020年2月1日


ヴァイオリニスト劉薇(リュウ・ウェイ)さんのこと
ホームページに推薦文を書いて下さった劉薇(リュウ・ウェイ)さん 野村医院のこのオフィシャルサイトに、推薦文が寄稿されているのをご存知ですか? 私にはもったいないこの推薦文は、ヴァイオリニストの劉薇(リュウ・ウェイ)さんが寄せてくださったものです。 慢性腎臓病対策の活動をライフワークにしてきた私が、劉さんと知り合ったのは2013年ころでしょうか。 高名なヴァイオリン奏者であり、彼女が奏でる音楽は、私のように音楽に詳しくない者の心と胸をも震わせました。 劉さんの演奏を初めて聞いた時の衝撃に近い感激が、ずっと心に残っています。 当時すでに彼女は進行した慢性腎不全を患っていて、音楽活動の傍ら、自分で考え工夫した食事療法を続けていらっしゃいました。 「他人任せにしないで、自分で考え行動する」という姿勢は、ヴァイオリン以上に私の琴線に触れました。 彼女の後援会メンバーも、彼女のそんな人柄に惹かれている人が多いようでした。彼女は、周囲の人たちに「元気」を与えるのです。 あの頃、三重県の慢性腎臓病対策の仕事をさせてもらっていた私は、そんな劉さんの養生
2020年1月30日


サイト「やんばいのぉ山添村」発足
新しい取り組み 故郷の観光サイト発足 昨秋から新しいことを始めた。 野村医院の医療とは関係がない話題だが、院長の大事な仕事の一部なので紹介させてほしい。 山添村の新しい観光サイトを目指したホームページ「やんばいのぉ山添村」を発足した。 「やんばいのぉ」とは、山添村の方言で「こんにちは、よい天気ですね」という意味である。 最近は、めっきり使う人が減ったが、最も山添村らしい言葉だ。 このサイトは、ブログ記事で成立する。 山添村の内外のわが故郷を愛する方々に個性ある記事を書いていただいた、そのブログで構成することになっている。 まだコンテンツは少ないが、徐々に充実していく予定なので、ぜひ長きにわたってご愛読のほどよろしくお願いいたします。 5月10日に山添村独自のスポーツイベント「やまぞえ絆リレー2020」開催 さらに、今年前半は、独自のスポーツイベントを計画している。 今年になって、この実現に向けて有志の皆さんとともに、活発に活動を始めている。 「やまぞえ絆リレー2020」と命名した。 言い出しっぺの二人、つまり、私が実行委員長を、そして大谷
2020年1月18日


髭(ひげ)雑感
ある認知症患者さんの言葉 昨夏から、ひげを生やし始めた。 還暦を過ぎたら、私の髭は真っ白になった。頭髪はさほどでもないが、口ひげと顎ひげは、ずいぶん白い。 その白さを楽しんでいる。 30歳代にも生やしたことがあるが、すぐに止めてしまった。 ひげを蓄えて患者さんと接することができるほどの人格が備わってないと、自虐的になってしまったから。 今は、どうか? それはともかくとして、ある日、ひげを通して、思わぬ出来事があった。 ひどい認知症の女性が、ひげの私を見て、「野村先生!」って初めて私を名前で呼んでくれたのだ。 それまで、半年も訪問診療を繰り返していたが、私の名前はおろか、私の存在さえ記憶にないはずなのに。 理由は明らかだった。 彼女にしてみれば、「ひげを生やした医者」とは、彼女がまだ若い頃に接した私の父だったからだ。 認知症のひとは、新しいことはすぐに忘れるが、昔のことは覚えている。 私は、齢を重ねるごとに、「父に似てきた」とよく言われるようになった。 最近は、風貌だけでなく、仕草や思考回路まで似てきたように思う。 そのうえ、ひげを生やし始
2020年1月17日


令和2回目の健康イベント! 11月のウォーキング会報告
野村医院では、世界糖尿病デー(11月14日)に呼応して、積極的に啓発運動に取り組んでいます。 去年から、始めた健康ウォーキングイベントは、その代表的な活動です。 昨年11月と今年5月には神野山頂ハイキングを実施し、患者さんと楽しい経験をしました。 今回は、山添・東山地区の散策を兼ねたウォーキングを実施しましたので、報告します。 11月9日(土曜日)午後1時半に桐山地区のグランド駐車場に、老若男女総勢26名が集合。 伊賀市や大阪市からもお越しくださった方があり、賑やかになりました。 みんなで、準備体操のあと、布目ダムの副ダム湖畔をゆっくり歩きました。 天気予報通り、快晴に恵まれ絶好の行楽日和となりました。 今回のウォーキングは、趣向を変えて、山添村観光ボランティアガイドの奥谷和夫さんをお迎えしました。 彼は、この道何十年のベテランで、山添村観光の博識とカラオケで鍛えた美声で知られた名ガイドさんです。 布目ダム湖の周辺には、たくさんの石仏や摩崖仏、それに注目すべき縄文遺跡があります。 ガイドの奥谷さんによると、ダムは昭和50年代後半に築かれ
2019年11月13日


高脂血症のお薬・スタチンは、糖尿病を誘発する!?
「コレステロールを下げる薬剤・スタチンを服用している人は、糖尿病になりやすいのか?」 スタチンというお薬 コレステロールを劇的に下げる薬剤、通称スタチン、は、世界中で最もポピュラーな薬剤のひとつです。 現在、日本国内で発売されているスタチンは、以下の6種類があります。( )内は先発医薬品の名称です。 ①ロバスタチン(クレストール) ②ピタバスタチン(リバロ) ③アトルバスタチン(リピトール) ④フルバスタチン(ローコール) ⑤シンバスタチン(リポバス) ⑥プラバスタチン(メバロチン) このブログ記事をお読みくださっている人の中にも、どれかを服用している人があるかもしれません。 今日のブログのテーマは、このスタチンの最新の話題です。 これらのスタチンは、1980年代後半に三共製薬(現在の第一三共製薬)の遠藤章博士が世界に先駆けて開発したことに端を発し、すでに30年が経過します。悪玉コレステロール(LDLと略します)を劇的に低下させるの力を持っています。 たとえば、当院で、4月からスタチンを開始した患者Aさんの検査の推移(下の表)をご覧ください
2019年7月26日


透析患者さんの雑誌「腎不全を生きる」と日本腎臓財団の活動
透析患者さんのための雑誌「腎不全を生きる」は、公益法人・日本腎臓財団が、年二回発行する読みやすい雑誌ですが、認知度が低いので、編集に多少関わった一人として、少しでも多くの透析患者さんに行き渡ることを願って、私の意見を申し上げます。
2019年6月15日


令和最初の健康イベント! 5月の野外活動報告
遅くなりましたが、去る5月11日(土曜日)に開催した「神野山ウォーキングイベント」のリポートです。 去年は11月の世界糖尿病デーに関連して初めてウォーキングしました。 そんな理由はどうでも良いんだけれど今回は3月の腎臓デーに関連したイベントという位置づけです。 ともかく、みんなで故郷の山を歩くのは、とても爽やかなのです。 待ちに待ったこの日は快晴で、絶好のハイキング日和でした。 午後1時半に神野山映山紅第二駐車場に総勢40名が集合して、まずは準備体操。 参加者は、下は3歳から上は75歳まで、野村医院に通院する患者さんと野村医院のスタッフや関係者・ご家族の面々です。 午後2時、おそろいのビブスを纏って、鍋倉渓から頂上を目指しました。 今回は、”せんとくんのそっくりさん”も飛び入りで参加してくださいました。 彼女も山添村の元気印満点のひとです。 おそろいのビブスは、連帯感を高めてくれますね。日頃、あまり会話をしない患者さんや面識のない参加者同士が、なんとなく仲良くなって垣根を取り払ってくれます。 (せんとくんや、体調の都合で、着用できない人も
2019年6月2日


祝・新時代「令和」! 野村医院もスタート1年を迎えました。
新時代『令和』を祝う 5月1日、今日から新しい時代「令和」が始まりました。 日本の内外には、難しい問題が山積していますが、私たちが叡智を集め根気よく取り組めば、どんな困難も克服できると信じています。 気持ちも新たに、良い時代が迎えられるように、平和な世の中を共有できるように、懸命に生きたいと思います。 野村医院では、古いスリッパを新しく交換。 そして、新しい元号を入れた薬袋を新調しました。ささやかながらお祝いの気持ちです。 野村医院も私が継承して1周年です 野村医院も実は、今日・令和元年5月1日、私が理事長を継承して1周年を迎えました。 この1年間、地域のために、そして、腎臓患者さんのために、開業医として少しでも貢献できるように努めてきました。 予約制導入から始まり、夜間診療、往診、看取り、管理栄養士による食事指導、そして、コミュニティーハウス活動と進めてきました。 おかげさまで、野村医院をご利用くださる人たちが少しずつ増えて、自分が目指している医療が認知されてきたように感じております。 多くの人に助けられて、ようやくここまで来ました。野
2019年5月1日


ある孤独死とコミュニティハウス活動
近所の独居高齢者が孤独死されたが、この人は、最後の数週間をコミュニティハウス・リンガーロンガーで、楽しいひと時をお過ごしになった。孤独死を回避できなかったけれど、私達は医療だけでなく、コミュニティハウス活動を通じて、地域の人たちの拠り所になれるように努めていきたい。
2019年3月22日


初めて天理市・休日診療の当番を務めました。
初めての休日診療の日直 3月10日・日曜日 野村医院を継承して、初めての天理市の休日診療の日直を務めました。 野村医院は30Kmも離れた山添村にあるのに、なぜ天理市?と思われるかもしれませんが、 当院は、もう何十年も前から天理地区医師会に属しています。 休祭日における一次救急は、天理医師会が中心となって、天理市立休日診療所にて行っています。 医師会員である開業医の私達は、順番で日直を務めます。 私は昨春開業したものの、今まで順番が回って来なかったのは、まだ慣れない開業から一年近くの猶予を下さった天理地区医師会の思し召しかもしれません。 初めてのこの日は、どうなることかと思っておりましたが、10時~16時の間に、約30名の患者さんがいらっしゃいました。 多くは、発熱、咳嗽、咽頭痛などの感染症状で来院され、インフルエンザ症に罹患している人が5名もありました。 二次・三次救急に送る必要がある患者さんは一人もいらっしゃいませんでした。 また、慣れた看護師さんが診療を手伝ってくださり、そのうえ薬剤師さんも施設内にいらっしゃるので、とてもスムースに診療がで
2019年3月11日


2月4日は「風しん」の日・風しん抗体検査を受けよう!
最近、風しん(風疹)が妊婦さんに発症して、生まれてくる赤ちゃんにいろいろな影響を与えることがあります。妊婦さんが気をつけていても、夫や父親、会社の上司や同僚男性が風しんになってしまうことも問題になっております。 このような問題が全国各地で発生しているために、国は、2022年3月31日までの間に限り、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた「男性」(対象世代の男性)を風しんにかかわるる定期の予防接種の公費助成対象者に追加しました。 この期間に生まれた人は、しっかりした抵抗力が獲得できる予防接種を受けていなかったのです。公費助成を受けて、該当する男性が希望された場合、まず風しんに罹りやすいかどうか(抵抗力が備わっているかどうか)を採血で調べて、抵抗力が低いと判定された場合ワクチンを受けることができます(検査もワクチンも無料です)。 野村医院は、これらの検査やワクチン接種を実施する『風しん第5期定期接種受託医療機関』です。 抗体価(風しんに対する抵抗力があるかないかを調べる血液検査)の測定を始めましたところ、最近1年間では、約6割
2019年2月1日


透析医療の功罪② 再生医療が実現したら?
腎臓を再生できるようになり調子の悪い臓器は取り替えたら良いとなれば、私達は養生とか節制に励むでしょうか? ふしだらな人間になり果ててしまわないでしょうか?
2019年1月6日


透析医療の功罪①「腎死」という言葉の意味
「腎死」という言葉があります。 ♥いつもと異なった視点で、腎臓医の診療スタイルを説明してみたいと思いますが、そのために、まずは、「腎死」という言葉を取り上げます。 「特発性間質性肺炎」という”肺の難病”があります。原因不明の難病で、簡単に言うと、肺が固くなり、体に酸素を供給できなくなる病気です。病気の進行を抑えるために、ステロイドを中心とした抗炎症・免疫抑制療法が行われます。さもなければ、肺が機能を失い生命が奪われてしまいます。 腎臓病のなかにも、ステロイドを中心とした抗炎症・免疫抑制療法が行われる病気に「急速進行性糸球体腎炎」という難病があります。様々な原因がありますが、簡単に言うと、腎臓の糸球体に強い炎症を生じ、腎機能がみるみる低下する病気です。 両者ともに、病勢が強い場合、週から月の単位で刻々と病状が進行するので、早期に診断し、副作用を覚悟して抗炎症・免疫抑制療法をただちに開始することになります。 ♠急速進行性糸球体腎炎は、腎臓専門医が、もっとも熱を入れて治療する疾病と言っても過言ではありません。 この病気を見逃すことは、恥ずべきことです
2018年12月31日


医療の功罪 ある痛風患者さんに接して。
お薬と生活習慣の改善には、お薬だけでは片手落ち。養生が必要です。 お薬が効いたから、養生されなくなったKさん・・・ ♦40歳代の会社員Kさんと一緒に、ひさしぶりに奥様が同伴で外来にみえた。 検診の結果が悪かったので、心配していらっしゃるのである。 Kさんは、痛風を頻回に起こすために、数年前から尿酸値を下げる薬を服用するようになった。 治療開始以来、速やかに尿酸値が低下して、痛風の発作は一度も起こらなくなった。 とても患者さんは喜ばれて、私も嬉しかったのだが、実は、これが新しい苦難の始まりだった。 ☘痛風は、皆さんもよくご存知のように、「風が吹いても痛い」と言われるほど激しい疼痛が、足の親指の付け根などに生じる病気として知られている。 (実際には、関節痛だけでなく、高血圧、腎臓病、心臓疾患、動脈硬化などの誘因となるのだが) 血液中の尿酸値が上昇すると尿酸結晶が関節などに沈着して、その結晶が時と場合によっては激しい炎症を引き起こし、その関節は赤く腫れあがり痛くて痛くて歩けないほどになる。 治療は、疼痛が激しい時は鎮痛剤が必要であるが、根本的には、
2018年12月13日


2018年11月、野村医院オールドクリニックが「登録有形文化財」に。
2018年(平成30年)11月16日夕刻、嬉しいニュースが飛び込んできました。 以下は、文化庁のホームページ掲載記事の抜粋です。 ********** 文化審議会(会長 佐藤さとう 信まこと)は,平成30年11月16日(金)開催の同審議会文化財分科会の審議・議決を経て,新たに185件の建造物を登録するよう文部科学大臣に答申を行いました。(中略)この結果,官報告示を経て,登録有形文化財(建造物)は,12,128件となる予定です。 ********** つまり、明治30年代に建てられた野村医院の古い診療所(通称オールドクリニック)は、【登録有形文化財】になります。 この数年間、登録にむけて努力してくださった山添村教育委員会をはじめとする関係者の皆様や、建物の保全維持に努力してくださった方々に、深く感謝申し上げます。 生まれ育った故郷で医師としてキャリアを全うしようと決心し、野村医院を継承してまだ半年そこそこですが、 父祖伝来の建物もこのように文化財として登録されることになり、地域に根差した医療を使命としていきたいと意を新たにしております。.
2018年11月18日


発癌物質含有ジェネリック薬品ニュースの波紋
9月に入って、数名の患者さんが自らジェネリック薬品(後発医薬品)について話題にされることが続いている。 ♣おのずと知れた発癌性物質がジェネリック薬品に含まれていたニュースを受けてのことである。つまり、7月上旬に、中国企業が製造した原薬に発がん性物質が混入したとの情報が海外の規制当局から寄せられたため、後発医薬品メーカの「あすか製薬」は、自社の高血圧症治療薬「バルサルタン錠『AA』」約11万箱を自主回収すると報じられたことに端を発している。 ニュースから二か月、世間の眼はスポーツイベント(ワールドカップやアジア大会)や次々と襲う異常気象や天災に向けられたせいか、大した話題になっていないかのようだが、患者さんとしては看過できない問題として、実は波紋が次第に広がっていることを、一医師として身をもって感じている。 バルサルタン錠は機能が低下した腎臓の負担を軽減し腎不全の進行を抑制する「アンギオテンシンII受容体拮抗薬・ARB」と呼ばれる降圧薬(高血圧の薬)のひとつなので、私は従来からたくさんの患者さんに処方してきた。錠剤には20㎎、40㎎、80㎎、1
2018年9月7日


百歳の肺炎球菌ワクチン・長寿村作戦
なぜ高齢者は肺炎球菌ワクチンが必要なのか? 先日百歳になったばかりのAさんは、肺炎球菌ワクチンを希望して来院されました。 高齢者の肺炎を予防するために、2014年10月より肺炎球菌ワクチンが、65歳以上の方において定期接種の対象となりました。自治体によって接種時期や内容は異なりますが、通常は、その年に、65歳から、5歳刻み、つまり、70、75、80、、、95、100、105歳になる人(なった人)は、希望すれば、自治体の補助を受けて定期接種を受けることが可能です。制度が始まった2014年当時、Aさんは96歳だったので、今年初めて定期接種の対象となったのでした(もちろん、希望し自費負担すればワクチンをその年齢まで待たずに受けることも可能です)。 なぜ高齢者は、肺炎球菌ワクチンが定期接種の対象となっているのか 最近の人口動態統計調査によると、肺炎は日本人の死因の第3位に入っています。年間約12万人が、肺炎が原因で亡くなり、死亡総数の9%~10%近くに上ります。その肺炎で亡くなる方の実に95% が65 歳以上の高齢者です。つまり「年齢」は肺炎の大き
2018年7月31日


【診療雑感】百歳を迎えたAさんのこと・長寿村作戦
㊗百歳 超高齢者を守るため、支えるための提案 Aさん、百歳、おめでとうございます。 今夏、近所のAさんが、ついに満百歳の誕生日を迎えました。おめでとうございます。 彼女は、足腰が弱ったものの、今も自宅で、親子4世代の大家族に囲まれた生活を送っていらっしゃいます。数年前に転倒し腕を骨折しましたが、みごとに復活しました。 着替えや食事・トイレは家族に手伝ってもらいますが、寝室から食卓までなんとか歩いていらっしゃるようです。家族団欒のなかにAさんは、ちゃんと存在しています。 Aさんが、ふるさとの自宅で百歳を迎えることができたことは、本当に素晴らしいこと。私も自分のことのように嬉しいです。 ご本人の努力や持って生まれた体力・才能、そして運がなければ、長寿は望めませんが、それ以上に、「家族力」が重要です。つまり、見守る力・支える力が大事ではないでしょうか。 ******************* 診察室において高齢の患者さんは、「子供たちに疎んじられないようにしている」「子供ら夫婦に迷惑をかけてはいけない」「早く死なんといかん 」という意味のことを
2018年7月29日
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